印刷データ入稿でよくあるミス10選と防止策
- インサツスタッフ
- 5 日前
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入稿トラブルは誰にでも起こる
印刷の品質を左右するのは「データの完成度」です。どんなに高性能な印刷機でも、データに不備があるとトラブルが発生します。今回は、印刷会社の立場から見たよくある入稿ミスとその防止策を紹介します。

よくある入稿ミス10選
塗り足しが設定されていない → 断裁時に白いフチが出てしまう原因に。塗り足し3mmを忘れずに設定しましょう。
トンボ(トリムマーク)がない → 正確な断裁位置が分からなくなります。必ずトンボを付けてください。
画像の解像度が低い → 72dpiのまま入稿するとボケてしまいます。印刷は300dpiが基本です。
リンク切れ(配置画像の紐付けミス) → Illustratorで画像を埋め込まずリンク指定のままだと、データ欠落が起きることがあります。
RGBカラーモードのまま → 印刷はCMYKが基本。RGBだと色味が大きく変わる場合があります。
フォント未アウトライン化 → フォント環境が異なるPCでは文字化けの原因になります。
仕上がりサイズとドキュメントサイズが一致していない → 断裁ズレや位置ずれの原因に。サイズ確認を徹底。
黒ベタをRGBブラックで指定 → CMYKで「C30 M30 Y30 K100」などリッチブラックを推奨。
レイヤーのロック・非表示が残っている → 印刷に反映されない要素が出ることも。整理して入稿を。
データ形式が指定と異なる → PDF入稿指定なのにAIやPSDのまま送ると再入稿になる場合も。
防止策:入稿前チェックリストを活用しよう
☐カラーモードはCMYKになっているか
☐塗り足し3mmを確保しているか
☐フォントをアウトライン化したか
☐画像解像度は300dpiあるか
☐トンボが正しく設定されているか
☐ファイル名に全角文字やスペースがないか
印刷前の最終確認リストを使うことで、再入稿の手間や納期遅れを防げます。
弊社のサポート体制
お客様の入稿データを社内で必ず事前チェックし、不備がある場合は迅速にご連絡差し上げます。「印刷データが合っているか不安…」という方も安心してご相談ください。初めての入稿でも、データ作成から印刷まで丁寧にサポートいたします。
まとめ
印刷データのちょっとしたミスが、納期や仕上がりに大きく影響します。事前チェックと確認を習慣化することで、スムーズな印刷進行が可能になります。ぜひ、印刷前に一度チェックリストを活用してみてください。
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