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印刷データ入稿でよくあるミス10選と防止策
入稿トラブルは誰にでも起こる 印刷の品質を左右するのは「データの完成度」です。どんなに高性能な印刷機でも、データに不備があるとトラブルが発生します。今回は、印刷会社の立場から見た よくある入稿ミスとその防止策 を紹介します。 よくある入稿ミス10選 塗り足しが設定されていない → 断裁時に白いフチが出てしまう原因に。塗り足し3mmを忘れずに設定しましょう。 トンボ(トリムマーク)がない → 正確な断裁位置が分からなくなります。必ずトンボを付けてください。 画像の解像度が低い → 72dpiのまま入稿するとボケてしまいます。印刷は300dpiが基本です。 リンク切れ(配置画像の紐付けミス) → Illustratorで画像を埋め込まずリンク指定のままだと、データ欠落が起きることがあります。 RGBカラーモードのまま → 印刷はCMYKが基本。RGBだと色味が大きく変わる場合があります。 フォント未アウトライン化 → フォント環境が異なるPCでは文字化けの原因になります。 仕上がりサイズとドキュメントサイズが一致していない →...
10月17日


オフセット印刷とデジタル印刷の違いとは?最適な選び方を徹底比較
チラシやパンフレット、会社案内などを制作するとき、「オフセット印刷」と「デジタル印刷」のどちらが良いのか迷われたことはありませんか? 印刷技術の進化により、少部数でも高品質な印刷が可能になった今、それぞれの特性を理解して使い分けることが大切です。今回は、印刷会社として長年培ってきた経験から、 両者の違いと選び方 をわかりやすく解説します。 オフセット印刷の特徴 オフセット印刷は、版(はん)を使ってインクを転写し、紙に印刷する方式です。大量印刷に向いており、色の安定性・精度が高く、企業カタログやチラシ、ポスターなどに最適です。 メリット 色の再現性が高く、印刷ムラが少ない 大量印刷時のコストパフォーマンスが良い 紙質やサイズの自由度が高い デメリット 版を作る工程があるため、少部数では割高 納期がやや長くなる場合がある デジタル印刷の特徴 デジタル印刷は、版を使わずにデータを直接出力する方式です。1部からでも印刷が可能で、オンデマンド印刷とも呼ばれています。短納期・少部数の案件に強いのが特徴です。 メリット 版が不要でスピー
7月11日


小ロット印刷でもコスパ良く!費用を抑える3つのコツ
「イベントで使うパンフレットを少しだけ印刷したい」 「試作品として10部だけ欲しい」 そんな少部数印刷のニーズが増えています。 しかし、小ロット印刷は「単価が高くなる」と敬遠されがちです。実は、 印刷方式や発注の工夫次第でコストを大幅に抑える ことができます。印刷会社ならではの視点で、無駄なく効率的に印刷する3つのコツをご紹介します。 ①:印刷方式を使い分ける 大量印刷に向く「オフセット印刷」と、少部数に向く「デジタル印刷」ではコスト構造が異なります。 オフセット印刷 は、版を作って高品質に大量印刷できる方式。1000部以上に最適。 デジタル印刷 は、版を作らずデータを直接印刷する方式。少部数や短納期に向いています。 特に近年のデジタル印刷機は発色・質感が大幅に向上しており、「オフセットと見分けがつかない」と言われるレベルまで進化しています。小ロットの場合は、まずデジタル印刷を検討してみましょう。 ②:用紙やサイズを統一してコストダウン 印刷コストの中で「用紙」と「断裁工程」も検討出来ます。。様々な種類の印刷物を同じ紙・同じサイズで統一すると、印
4月10日


名刺デザイン最新トレンド!印象に残る名刺の作り方
名刺は、ビジネスの第一印象を決める小さなキャンバス。デジタル時代の今も、直接手渡す名刺は「信頼」と「印象」を形にできる大切なツールです。オンラインでの繋がりが当たり前になったからこそ、「手に取って感じる質感」や「デザインの個性」がより重視されるようになりました。 この記事では、近年の 名刺デザインのトレンド と、 印象に残る名刺をつくるための具体的なポイント を、印刷会社の視点でご紹介します。 トレンド①:紙の質感が“印象”を変える 名刺の印象を大きく左右するのが「紙の質感」です。ツヤのあるコート紙はシャープでビジネスライクな印象を与え、マット紙は上品で落ち着いた印象を演出します。最近では、以下のような個性的な用紙が人気を集めています。 ヴァンヌーボ系の高級紙 :やわらかく優しい手触りで、デザイン業やブライダル業に人気。 環境配慮紙 :リサイクル素材や非木材紙など、サステナブルな印象を与える。 和紙風・クラフト系 :ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できる。 名刺はわずか0.2mmほどの紙ですが、質感ひとつで「誠実」「高級」「柔らかい」など、相
1月17日


紙の種類(洋紙、和紙、板紙の違い)
洋紙について 木材パルプを原料とし、抄紙機で大量生産される、薄くて軽い紙です。書籍、雑誌、新聞など、幅広い用途に使用されます。 和紙について コウゾなどの靭皮繊維を原料とし、手すきで丁寧に作られる、独特の風合いと強靭性を持ちます。書道、版画、障子紙など、伝統工芸品や高級品に使われます。 板紙について 複数の紙を重ねて圧着させた厚くて重い紙です。段ボール、紙器、建材など、強度が必要とされる用途に使用されます。 洋紙の用途 新聞巻取紙:新聞の印刷に使用されます。 印刷・情報用紙:書籍、雑誌、チラシ、パンフレットなどの印刷に使用されます。 包装用紙:食品や雑貨などの包装に使用されます。 衛生用紙:トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生用品に使用されます。 雑種紙:上記以外の用途に使用される紙です。 和紙の用途 檀紙: 書道、版画、障子紙などに使われます。 典具帖紙:書類や帳簿などに使用されます。 奉書紙:手紙や包み紙などに使用されます。 透かし和紙:祝儀やお礼状などに使用されます。 雲龍紙:書道や版画などに使用されます。 板紙の用途 段ボール
2024年10月1日


印刷会社に印刷を依頼する際の一般的な流れ
印刷会社に印刷を依頼する際の簡単な流れをご案内いたします。 1. 印刷会社を選ぶ ・ネットで検索 ・知人に紹介してもらう ・印刷物の種類や部数、予算などに合わせて選ぶ 2. 問い合わせてみる ・電話、メール、Webフォームなど ・依頼内容を簡潔に伝える ・具体的な内容が決まっていない場合は、相談する 直接、訪問してご相談の場合は、営業担当者をつけてもらいましょう。 または、オンラインなどのご相談も受けている場合もあります。 弊社では、全て対応をしておりますので安心してお問い合わせください。 イメージしているデザイン、参考になる見本などがあるとすり合わせがしやすくなります。 一番初めて依頼するときは、不安がたくさんあると思います。 まずは、ご相談いただき、一緒に考えていきましょう。 依頼内容を伝える際のポイント 印刷物の種類(チラシ、パンフレット、ポスターなど) 部数 サイズ 用紙の種類 印刷方法(カラー、モノクロ、オンデマンド、オフセットなど) 納期 予算 デザインデータの有無 その他の希望事項 3. 見積もりを取る ・依頼内容を詳細に伝える..
2024年4月24日
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