Webサイトリニューアルで失敗しないためのチェックリスト
- ICTスタッフ
- 2024年1月9日
- 読了時間: 3分
「デザインを新しくしたい」「スマホ対応にしたい」など、Webサイトのリニューアルを検討する企業は多いです。しかし、リニューアルは“新規制作よりもリスクが高い”ことをご存知でしょうか?
なぜなら、既存のSEO評価やユーザー導線を崩してしまうと、アクセスや問い合わせ数が一時的に落ちる可能性があるからです。この記事では、リニューアルを成功に導くために押さえておきたい5つのチェックポイントを解説します。

1. リニューアルの目的を明確にする
まず最初に、「なぜリニューアルするのか」を明確にしましょう。見た目を変えるだけではなく、目的を持った改善が必要です。
目的の例:
問い合わせを増やしたい → 導線とCTAを見直す
採用を強化したい → 企業文化を伝えるコンテンツを追加
更新を自社で行いたい → CMSを導入して操作性を改善
目的が明確になると、リニューアル後の効果測定も行いやすくなります。
2. SEOを落とさないURL・リダイレクト設計
リニューアルで最も多い失敗が、「URLが変わって検索順位が下がる」ケースです。旧URLから新URLへ適切に転送(※リダイレクト)を設定しないと、検索エンジンが同じページと認識できず、SEO評価がリセットされてしまいます。
弊社では、リニューアル時にURL構造の整理・301リダイレクト設定を必ず実施し、既存のSEOを維持する設計を行っています。
3. コンテンツの棚卸しとリライト
リニューアルは、コンテンツを見直す絶好の機会です。古い情報を更新し、重複ページを整理することで、サイト全体の品質が向上します。
特に検索上位を狙いたいページは、検索意図に沿ったリライトが効果的です。最新のキーワードを反映し、タイトル・見出し構造を最適化することで、SEOパフォーマンスが大きく向上します。
4. デザインと導線の最適化
デザイン刷新の際は、「見た目」だけでなく「使いやすさ」も重視しましょう。ユーザーが目的の情報に最短でたどり着ける導線設計が重要です。
また、モバイルファースト(※)の視点で、スマホでも読みやすく操作しやすい構成を意識します。弊社では、リニューアル時にUI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザー体験)の両面から最適化を行い、成果につながるデザインをご提案しています。
5. テスト公開と運用フローの整備
本番公開前には、テスト環境で必ず動作確認を行いましょう。リンク切れ、画像表示、フォーム送信などを細かくチェックすることで、公開後のトラブルを防げます。
さらに、公開後にどのように更新・分析・改善を行うかという「運用フロー」も整備しておくと、長期的に安定した成果が得られます。
まとめ
Webサイトのリニューアルは、「見た目を変える作業」ではなく「戦略を再構築するプロジェクト」です。目的を明確にし、SEO・導線・コンテンツ・運用の4軸を意識することで、成果の出るサイトに生まれ変わります。
弊社では、企画設計からリニューアル後の分析・運用サポートまでをワンストップで対応しております。「成果につながるリニューアル」をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。
※注釈
リダイレクト(301転送):古いURLにアクセスした際、自動的に新しいURLへ転送する仕組み。SEO評価の引き継ぎに必須。
モバイルファースト:スマートフォンでの表示を優先して設計・デザインする考え方。
UI(ユーザーインターフェース):ユーザーが操作する画面やボタンなどの見た目部分。
UX(ユーザーエクスペリエンス):ユーザーがサイトを利用して感じる体験全体のこと。



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